八重瀬町具志頭の海岸線に広がる森は、地元では「ハンターバンの森」と呼ば
れています。ほかの観光スポットでは体験できないような、荒々しい沖縄の自然と触れ合えるのが魅力のツアーです。
周辺は、厚い石灰岩で覆われた熱帯カルスト地帯。無数のフィッシャー(石灰岩の割れ目)が連なる全国でも珍しい地形です。
28億年前のシアノバクテリアが今も生息するエリアがあったり、日本軍が隠れた陣地の跡があったりと、とても貴重な探検ツアーができます。
「ハンターバンの森(危険な場所のある森)」と呼ばれてはいますが、もちろん安全なルートを設定して、子供でも安心なツアーになっています。
ご家族連れから団体まで、毎年たくさんの方々がハンターバンの森ツアーを楽しんでいます。
ご 予 約 | 前日までのご予約をお願いいたします。 ※最小催行人員は1名様より。 |
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集合場所 | 南の駅やえせ ※地図はこちら→南の駅やえせ |
出発時間 | 11:00/13:00/15:00 (平日・日・祝 共通) |
体 験 料 | 個人…1名あたり3,300円(税込) 団体(5~7名)…グループ全体で15,400円(税込) 団体(8名以上)…1名あたり2,200円 (税込) ※体験料はすべて税込みです。 ※傷害保険料が含まれます。 ※子供は10歳以上18歳までです。 ※団体は6名様以上からとなります。 ※小雨決行/雨天中止 |
推奨装備 | トレッキングシューズもしくはスニーカーなど(サンダル不可) ※ヘルメット、キャップランプ、軍手、ハーネスとカウズテイル(安全ベルト)を装着します。 |
所要時間 | 約2時間 |
集合地点の「南の駅やえせ」を出発するとすぐに、八重瀬町の観光スポットとして有名な「自然橋(ハナンダー)」があります。琉球石灰岩が自然の侵食によって橋のようになったもので、全長約29メートル・高さ約10メートル。大自然が産んだ巨大なオブジェで、今も地域住民の生活道として使われています。
多々名城(たたなぐすく)の東に位置する高台の拝所(うがんじゅ:神霊が集まる聖域)で、晴れた日には世界遺産の首里城や斎場御嶽、太平洋に浮かぶ久高島を遠く望むことができる絶景の地です。台地を構成する岩は30~50万年前に海から生まれた琉球石灰岩で 、 ガジュマルやアコウの熱帯植物で覆われ、オオゴマダラやツバベニチョウが飛び天然記念物のクロイワトカゲモドキが生息しております。
フィッシャーとは石灰岩にできた割れ目のことで、このあたり一帯は大小無数のフィッシャーが連なり地底の迷宮となっている全国でも珍しい地形となっています。中でもこの巨大フィッシャーは長さが約60m、幅平均2m、そして深さが12mもあり、下から見上げるその姿はとても壮観なものです。
もともと琉球石灰岩の岩塊にはガジュマルの根が巻きつくことが多いのですが、ここは岩の窪みにまるで檻を作っているように垂れ下がる非常に珍しい場所となっています。まるで映画の『アバター』に出てくるような不思議な景観です。
地球誕生から10億年後に誕生した最初の生物が「シアノバクテリア」と言われています。炭酸ガスを分解することで地球の大気を作り上げ、すべての生物の源となったものです。炭酸ガスが減ってしまった現在の環境下では、石灰岩の表面などに生き残り光合成を行い侵食。この浸食痕を光カルスト地形と呼んでいます。
「ハンターバンの森」のルートや見どころをまとめた地図を作成しました。下記の画像をクリックして、地図のPDFファイルをダウンロードできます。